マルアジは、スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚です。
「アジ」と一言で言っても、実は世界中に多くの種類が存在しますが、日本で最も一般的な「マアジ」とは属レベルで異なります。
標準和名: マルアジ
地方名: アオアジ、アオ、ムロ、マル
分類: アジ科ムロアジ属
最大の特徴は、その名の通り体が「丸みを帯びている」こと。
マアジが左右に平たい(側扁している)のに対し、マルアジは断面が円形に近く、より紡錘形に近い体つきをしています。
また、背中側が青みがかって見えることから「アオアジ」とも呼ばれ、南日本の沿岸部で非常によく見られる回遊魚です。
【重要】マルアジとマアジを見分ける3つのポイント
防波堤や船釣りでアジが釣れた時、「これはマアジか、マルアジか?」と迷うことは多いはずです。
市場価値としてはマアジの方が高値で取引されることが多いですが、見分け方をマスターすれば、それぞれの個性に合わせた楽しみ方ができます。
1. 小離鰭(しょうりき)の有無
これこそが最大の見分けポイントです。
マルアジには、尾びれの付け根(背側と腹側の両方)に、本体のひれから独立した**「小離鰭」**という小さな小さなトゲのようなひれが1つずつあります。
マアジにはこれがないため、指先で触って確認するのが最も確実です。
2. ぜいご(稜鱗)の曲がり方
アジ特有の硬いウロコ「ぜいご」を観察してください。
マアジはぜいごが体の真ん中あたりで急角度に折れ曲がりますが、マルアジのぜいごは緩やかなカーブを描きながら、体の後ろの方から始まっています。
3. 体の色と形
前述の通り、上から見た時に青緑色が強く、体が円筒形に近いのがマルアジです。
マアジは全体的に黄色っぽく(特に居付きの黄アジなど)、体高があって平べったい印象を受けます。
マルアジの生態と回遊ルート
マルアジはマアジよりもさらに「回遊性」が強い魚です。
基本的には沖合の中層から低層を群れで泳ぎ回っています。
生息域: 本州中部以南から東シナ海、南シナ海まで広く分布します。
回遊: 季節によって南北を移動し、春から夏にかけて北上し、水温が下がる秋から冬に南下する傾向があります。
食性: 主にプランクトンを食べていますが、成長すると小魚(イワシの稚魚など)も捕食するようになります。
和歌山の南紀エリア(釣太郎周辺)では、年間通して姿を見ることが多いですが、特に秋口の数釣りシーズンには大きな群れが接岸し、サビキ釣りの主役になることも珍しくありません。
釣り人必見!マルアジの釣り方攻略法
マルアジは引きが強く、釣りのターゲットとしても非常に優秀です。
サビキ釣り
最も一般的なのがサビキ釣りです。
マルアジはマアジよりも少し「タナ(泳いでいる深さ)」が深いことが多いため、アタリがない時は底付近を重点的に狙うのがコツです。
また、群れの移動が速いため、コマセ(撒き餌)を絶やさないことが釣果を伸ばす鍵となります。
アジング(ルアーフィッシング)
近年人気のアジングでもマルアジはよく釣れます。
マアジに比べて遊泳力が強いため、ワームを動かすアクション(トゥイッチ)に対して積極的に追ってくる性質があります。
吸い込む力が強いため、アタリが明確に出やすく、初心者でも楽しみやすいターゲットです。
マルアジは本当に「まずい」のか?味の真実
ネット上や市場の一部では「マルアジはマアジより味が落ちる」と言われることがあります。
しかし、これはあくまで「マアジと比べて脂の乗り方が違う」というだけであり、決して不味いわけではありません。
身質: マアジよりも赤みが強く、血合いがしっかりしています。
食感: 筋肉質でモチモチとした弾力があります。
脂: 夏から秋にかけての旬の時期には、驚くほど脂が乗ります。
劇的に美味しくするコツ
マルアジは血合いが多いため、**「鮮度保持」**が何よりも重要です。
釣り上げたらすぐに氷水で「野締め」をし、血抜きをしっかり行うことで、特有の臭みを一切感じさせない絶品料理に変わります。
マルアジのおすすめ料理
刺身・なめろう
新鮮なマルアジなら、まずは刺身です。
マアジよりも「青魚らしい」濃厚な旨味を楽しめます。
少し鮮度が落ちやすいので、味噌や薬味(ショウガ、大葉、ネギ)をたっぷり使った「なめろう」にするのも最高です。
フライ・唐揚げ
加熱しても身が硬くなりにくく、ふっくらと仕上がります。
特に小ぶりなマルアジは、ゼイゴを取ってから丸ごと唐揚げにすると、ビールのつまみに最適です。
干物
ムロアジの仲間であるマルアジは、干物との相性が抜群です。
水分が抜けることで旨味が凝縮され、焼いた時の香ばしさはマアジを凌ぐこともあります。
まとめ:マルアジを知れば海がもっと楽しくなる
マルアジ(アオアジ)は、その強靭な遊泳力を支える「小離鰭」を持ち、海をダイナミックに駆け巡る素晴らしい回遊魚です。
マアジとの違いを知り、正しい処理と調理法をマスターすれば、食卓を彩る主役級の魚になります。
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