その過程がまた楽しいのですが、今シーズンからはただ単に釣りをするのではなく釣り道具や釣り場の状況、対象魚、攻略方法などいろいろな要素をふまえた釣行を考えています。
感覚的な釣りからいったん離れ道具を活かす釣り方を探っていきたいと思います。
今回は渓流釣りではじめてPEラインを使用した釣行にチャレンジしたので、今まで使用してきたナイロンラインとの使用感の違いを自分なりに考察してみました。
使用したタックルとライン
ロッド:メジャークラフトトラウティーノTTS-382UL
リール:21ソアレXR C2000SSHG
ライン:VARIVAS スーパートラウトアドバンス 4lb
ライン:ダイソーPEライン0.6号
リーダー:ナイロンライン2号 約1ヒロ
使用ルアー
・Yahooオークションで販売されていた50㎜/5.3gの格安ミノー
・トライアルの釣具コーナーで買った格安のスプーン5g
【自分なりの結論】
PEラインについて自分の釣り方にあったタックルセッティングと使い分けが必要でありすべての釣り方の要素を満たすほど万能では無い事とラインのテンションを保つという熟練なテクニックを求められるラインであると感じた。
こと小渓流においては遠投性能もラインの強度もさほど求められないうえ、石などの障害物も多く、また激流の中ではラインのテンション維持にも熟練を求められ、リーダーとの結束にも慣れが必要で扱いには苦慮することになるでしょう。
これらの障害を乗り越え扱いきれるような熟練の域に達すれば良いシステムなのかもしれません。
【考察①】自分の釣り方、渓流フィールドに合っているか?
私はメジャークラフトトラウティーノTTS-382ULという短いロッドを使用して渓流でも水量の少ない上流から源流域の釣行がメインとなっています。
トラウティーノTTS-382ULの特徴としてロッドの長さが短い分本当にバイブのような小刻みなトゥイッチが可能で私は常に多様しています。
今回のPEライン使用にともない一番感じたのが自分の釣り方とタックルセッティングの合致具合でした。
トラウティーノTTS-382ULと私の小刻みのトゥイッチ条件にはPEラインでは一瞬のたるみがでてしまい小刻みのトゥイッチングがナイロンライン使用時と比べ劣る結果となりました。
一瞬でもたるんだPEラインは感度不足となり伝達能力が落ちるからと考えラインのたるみを作らないトゥイッチを心掛けましたがナイロンライン以上の小刻みトゥイッチを得ることができませんでした。
バイブのような小刻みなトゥイッチができるトラウティーノTTS-382ULが好きで、また私の釣り方ともマッチしているので使用していますがPEラインとの相性は良くなかったと言えるのでしょう。
渓流フィールドの合致は全く関係はなくラインの擦れさえ気を付ければ問題ないというのが渓流フィールドに対する結論です。
逆に本流や中流など川幅もあるフィールドでは長めのロッドが使い良いので物理上トラウティーノTTS-382ULのようなバイブのような小刻みなトゥイッチができなくなりますのでPEラインを使用した方が感度も良くラインのたるみさえ作らない釣りができれば良いシステムだと思いました。
【考察②】メリットデメリット
◎メリット
・やはり感度が良い
きちんとラインのテンションを維持しているとルアーが障害物などに 当たったことも把握できる
・糸癖が付きずらい
ナイロンラインのように長い事スプールに巻いておいても糸癖が付ずらいので扱い良い
・パワーファイトができる
根がかっても少し強引に引き抜ける
×デメリット
・リーダーとの結束が面倒
慣れが必要
・高感度を活かすにはラインのテンション維持が必須
高感度の恩恵もラインがたるんでしまっては皆無に等しいのでこれまた慣れが必要
・擦れに弱い
最大の弱点。気を付けるしかない
コメント