#釣り公園の駐車場のみ夜9時(冬季夜8時)に朝まで閉鎖されるので注意です。田子の浦の公園は夕方5時なので少し長い。追記として消波ブロックの大型のところは釣りをしないでと注意書きがありました。
映像の足元は岸辺の小突堤にも関わらず水深3-4mもあり、映像にある通り貝殻が少ないことから小魚が小貝を食べつくすほど多いという印象です。港の奥の小突堤では小貝が多かったので場所によって釣れる魚が変わる典型的な様相をしているのが水面からでも伺える特徴です。
河口のある奥では大型ボラが平然と集い唖然としますし、時々、年なしクロダイもユラ~と回ってきました。外洋向きの場所ですらマルタウグイが群れを成しています。珍しい所ではイズカサゴ(船釣りで言う赤オニカサゴ)、チャイロマルハタ、ヤイトハタ、沼津・伊豆方面がメインのアカハタも釣果としてあり、静岡にある他の釣り場と違うので穴場的に思えますが、環境がいいためかフグ天国にもなっており、フグが静まる夜にすら外灯があるため活性が落ちない傾向も特筆すべき点。エサ取り攻略が必要と思われます。外道のダイナンウミヘビやエイ、エソなども多そうです。ウツボやエイは美味しいと見直されつつありますね。
私は半夜で一本のハタ系の大型魚をあげることができれば満足なので他魚に喰われにくくした餌を使用しているのですが、それすらあっという間に喰われる飢えたフグの猛攻を経験し途方にくれました。ゴンズイも参加しますし。代わりにネンブツダイやミナミハタンポなどキンギョ系はやや少ない印象です。
20数年ぶりに来たのですが、以前の記憶として砂地が多くヒラメ、マゴチ、青物の回遊、タチウオ、イカ系、オオモンハタをレギュラーとする小型ハタ、サンバソウ(イシダイの子)、イシガキダイ、キスなどなど。アジやシマイサキ、ヒイラギ、キスなどを釣ってから泳がせをしたりで場所によって釣り物が変わる面白い釣り場でした。砂浜もあるため他場所よりも魚が多様化しています。焼津港や清水港の誘惑に負けずまた機会があれば訪れたいと思っています。ちなみにこの日は夕マズメを迎え、さあ半夜釣りの開始だとケミホタルを付けた10分後、ゲリラ豪雨が始まり天気予報で晴れだと確認していただけにガッカリ撤退(ケミホタルは安くないし……)、運転席の下が水たまりになり靴下まで濡れて踏んだり蹴ったりの意気消沈でございました。静岡には山で空気の流れが細分化し高速を車で走行中に経験された方も多いと思いますがよくコレがあるので注意です。
大型ハタの周囲には小魚が集う傾向があります。小魚が回遊魚たちから襲われにくい目的のようで最初に釣り糸を垂らすのは映像にある通り小貝が食われて少ないこういう場所を探すことから始めます。通うことで細かい差異が判明しピンポイントで大型ハタが巡回してくる場所を絞り込めるようになります。防波堤でのハタ特に大型のクエは縄張りを持っている為、一匹あげたら一週間はあけて他のクエが入ってきてるか様子見、またベテランがよく釣りにくる場所は寄り付いておらず期間空けが無駄です。専門に狙わないと大きいのが掛かったと切られて終わりですから、大型クエは賢く学習能力も驚くほどで、好場所でも何回も引っかけられると避けていきあまり定着しないようです。そこでベテランが釣り糸を垂らさない澱んだ場所を選んでみるのも一手です。過去動画の由比港での場所、あんなところで40㎝クエを釣ってリリースしています(釣ったクエの現場写真は由比港動画https://youtu.be/LikdEqGLBnYの最後)。関係ありませんがキジハタは縄張り意識が強いハタにあって珍しく協調性があるので大型を一匹釣っても近くにも大型がいる為、期間をあけることは不要と思います。水槽で飼育するとめちゃくちゃ可愛いです。
あとイシダイ系大物であるクチグロ、クチジロ狙いの方がいらっしゃって話をしました。私の知識として大型イシダイは明るくなる1時間前から活動を開始し、一日で約20㎞を泳ぎますとお伝えすると喜ばれていました。釣れなくなったら何時ごろに戻ってくるのか(大体6時間サイクルが多いようです)参考になられたそうです。これは1985年ごろ照明をつける水族館職員が計測して発表したものです。最近より一昔前の方が釣りに役立つ様々な研究がされていました。
個人的には同じ距離を車で走ると伊豆先端の下田方面まで行けますので悩みどころ。また御前崎も近いしそこまで行くなら静岡県で唯一イセエビを釣ることが出来る福田港があるので、残念なことに用宗港は本当に通過する場所となっていました。
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