肉厚で濃厚な甘みがあり、イカの中でも高級品として扱われています。
そんなアオリイカをねらうイカ釣り大会が、20日、鹿児島県の種子島全島を舞台に開かれました。
一体、どれくらいの大きさのイカが釣れたのでしょうか!?
まだ夜も明けない中、開会式に参加するのは全国から集まった65人の釣り人たち。
このイカ釣り大会は、大きなアオリイカが釣れるスポットとして知られる種子島を舞台に、500グラム以上のアオリイカ、3杯の総重量で勝敗を競うものです。
あいにくの雨の中、参加者たちは各自、大物のイカを追い求めて目的の釣り場に移動していきます。
大会では渡し船を使った移動や船釣りはNG。
また、釣りの方法も釣り竿を上下に動かして「エギ」と呼ばれる疑似餌を本物の餌のように動かす、エギングという釣り方に限られます。
鹿児島県西之表市の市街地から車で約10分のポイントを選んだこちらの男性。
釣り始めてから約1時間であたりがあったようです。
丸々としたイカが釣れましたが…
参加者
「コウイカです」「ミズイカだから、またちょっと違うかも」
残念ながら、アオリイカではありませんでした。
他のポイントにも参加者の姿がありました。
釣りざおを上下にしゃくり、アオリイカがかかるのを待ち続けます。
こちらの男性は、すでにイカを釣り上げていました。
参加者
「着いてすぐ(釣れた)5時40分。初めてこのサイズを釣ったのでけっこう引きました」
一方、こちらは閉会式の会場です。
釣り人同士の交流も大会の大切な目的のひとつ。
焼きアオリイカが無料で振る舞われたり、キッチンカーが出店したりと、大会を盛り上げていました。
やがて風も強くなり、多くの参加者が早めに釣りを切り上げて検量へとやってきました。
果たして結果は…
参加者
「おぉーっ!」
「これは大きいわ!」
「1.19(kg)!」
「負けそう」
「難しかった。風も吹いていたし天気も(よくなかった)」
「うわ!!でかっ!!」
「1973!」
「鹿児島から参加して、イカも釣ることができて大変楽しい大会だった」
そして閉会式。
検量の結果、優勝の座に輝いたのはあわせて3.5キロのアオリイカを釣り上げた窪田恵也さん。
ですが窪田さんに限らず、会場は参加者の笑顔であふれていました。
優勝者・窪田 恵也さん
「狙った時間、狙ったタイミングでしっかり結果を出せて大変満足している」
石原 達 大会実行委員長
「天気が悪かったので心配だった。釣果はあまり振るわなかったが順調にできてよかった。(来年)第7回を開催したい」
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