石川県内の漁業関係者に衝撃が走っています。全国の小型イカ釣り船の漁獲可能量が上限を超えたため、水産庁が操業の停止命令を出すことが分かりました。この決定に石川の漁師たちは、憤りをあらわにしています。
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https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/society/kt335fe8dedf9d4dfbbf580c6c26a28fbd
海真丸・水元 真吾 船長:
「日本海側は今まで不漁がずっと続いているのに、一方的にそれを止めろといわれても、困る人は多々現れると思います。非常に不満があります」
27日、取材に対し怒りをあらわにしたのは、石川県能登町で小型イカ釣り船に乗る漁師の水元真吾さん。
怒りをあらわにしたのは、今月末に水産庁が小型イカ釣り船に出す、操業の停止命令に対してです。
水産庁では、今シーズンの小型イカ釣り船の漁獲枠を4900トンに引き上げていましたが、全国的な豊漁で今月中旬、その上限を超過。
資源保護の観点から、水産庁では小型船に対し、月末に操業の停止命令を出すことにしていますが…
海真丸・水元 真吾 船長:
「乗組員を使っている船は大変。水産庁が絶対漁をしたらだめっていうんだったら、それなりの保障というか、そういうのはやっぱりしてもらわないと困る」
石川県内の今シーズンの小型イカ釣り船の水揚げ量は、8月までで710トン。
地震の影響を受けた去年よりも7割ほど増えましたが、過去5年平均の約1710トンと比べると、とても豊漁とは言えない状況です。
こうした中、27日、石川県小型いか釣り協会は役員会を開催し、11月始まる漁の停止について情報を共有しました。
参加した漁師からは、休業に伴う補償を求める声が相次いだということです。
松栄丸・松田 栄一 船長:
「お金がなくなるんやから、ご飯食べれへんやんか、それは困るよね。だから働きたいんやけど、働けないんやから。そこを国がどうするか、答え欲しいなと思うよね」
海真丸・水元 真吾 船長:
「漁師は魚とってなんぼやから、それ国に言いたいわ。石川なら石川、福井なら福井、区分けして漁獲制限を実施してほしいと思います」
協会では今後、国に対し、救済措置などを求める要望書を提出するとしています。
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