暖冬で湖の氷張らず ワカサギ釣りの名所も閑散 /秋田・三種町 (2024/01/26 20:39)
暖冬の影響は冬場に人気のレジャーにも大きな影響を与えています。これから最盛期を迎えるワカサギ釣りにもある異変が起きています。
三種町・八郎湖の東部承水路は例年この時期、氷上でのワカサギ釣りが人気です。冬の風物詩として毎年この時期になると県内外から多くの人が訪れます。しかし26日は水路全体で波打っていてどこを見ても氷は張っていません。多くの人たちを迎え入れるため環境整備などにあたる三種公魚釣(わかさぎつり)同好会の児玉さんはこの現状に肩を落とします。
例年、多い時には氷の上に50ほどのテントが立つといいます。危険区域を記した看板やトイレを設置して、よりよい環境で氷上釣りを楽しんでもらおうと取り組んできました。仕事の合間を縫ってテントを準備するなど今年は氷上釣りの解禁に向け、早めに準備を進めてきたと言います。氷が十分な厚みと硬さになるまで立ち入ることはできず、氷上で釣りができるのは水面が凍り始めてから1週間ほどかかります。環境整備も釣り道具も準備は万全で、あとは氷が張るのを待つのみです。ただこの先も気温は平年より高めで推移する見込みで、やきもきした日々が続きそうです。
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