それが**タマミ(別名:タマン/和名:ハマフエフキ)**です。
・「ドラグが止まらない!」
・「根に入られて一発で切られた…」
・「釣れたけど、食べてみたら……」
釣り人の間では**“幻級のパワーファイター”として知られ、その豪快な
引きと強烈なビジュアルから「夏の怪物魚」とも称されます。
本記事では、そんなタマミの生態・釣り方・味・食べ方の注意点**まで、徹底的に解説します。
タマミ(ハマフエフキ)とは?
項目 内容
和名 ハマフエフキ(浜笛吹)
通称 タマミ(関西・紀伊半島)、タマン(沖縄)、マクブ(大型個体)
属名 フエフキダイ科
サイズ 40〜80cm級が多く、最大1m近い個体も報告あり
生息域 南日本〜南西諸島の沿岸域、岩礁帯、サンゴ礁付近
特徴 厚みのある体、鋭い歯、鋼のような筋肉質の魚体
季節 主に初夏〜夏の夜釣りがシーズン本番!
タマミが「怪物魚」と呼ばれる理由
✅ 驚異のパワー!仕掛けごとぶっちぎるファイト
タマミは瞬発力・持久力ともに超一流の大物魚。
しかも夜に活発になる夜行性のため、ヒット時は「不意打ち」で竿を引きずられるほど。
・PE4号以上のタックルでも油断は禁物
・ドラグ調整を誤ると一瞬で根に入られる
・突っ込む方向に体をねじって泳ぐ「横走り」も強烈
✅ 雑食性でエサ取りの少ない夜に活躍
貝類・甲殻類・魚・イカなど何でも食べる雑食魚。
特に夜間は、タマミ本来の「捕食スイッチ」が入りやすく、
・カニ
・サンマの切り身
・エビ
・キビナゴ
・イカの短冊
など幅広いエサで狙えます。
食味は?「野締めNG、活締めなら絶品!」
❌ 野締めしたタマミは「臭い」ことが多い
タマミは非常に内臓が強く、腐敗が早いことで知られています。
釣ってから放置すると、
・身に血の臭いが残る
・酸化した脂が魚臭く感じられる
・独特の磯臭さや鉄っぽい後味が出る
これが「タマミはまずい」と言われる原因。
✅ 活締め・血抜き・内臓処理を即座にすれば絶品魚!
活締めをしっかり行ったタマミは、
・身に透明感があり、プリッとした歯ごたえ
・クセのない白身で、刺身・昆布締め・焼き物に最適
・2~3日寝かせることで甘みが増し、上品な旨味が出る
つまり、締め方で「天国と地獄」ほど評価が分かれる魚なのです。
どこで釣れる?関西・南紀エリアでもチャンスあり!
地域 実績ポイント
和歌山県南紀 串本〜白浜周辺の岩礁帯、夜のぶっ込み釣りで実績多数
沖縄・奄美 「タマン釣り」として人気、専用タックルも販売あり
九州南部 日南・鹿児島エリアでの実績も豊富
伊豆諸島 夏場の磯釣りでの好ターゲット
タマミを狙う釣り方と装備
項目 推奨内容
竿 磯竿5号以上 or ルアー竿80〜100gクラス
リール スピニング中型〜大型(ドラグ強度10kg以上)
道糸 PE3〜5号(リーダー10〜16号)
仕掛け ブッコミ釣り・胴突き・泳がせ仕掛けなど
時間帯 日没直後〜深夜2時ごろが狙い目
場所 水深のある岩礁帯、潮通しが良いポイント
まとめ
✅ タマミ(ハマフエフキ)は夏の夜釣りを盛り上げる怪力モンスター!
✅ 驚異の引きで釣り人を魅了し、リーダーブレイクも日常茶飯事
✅ 野締めはNG。活締め・血抜きをすれば絶品白身魚に変わる
✅ 南紀や沖縄でも実績多数、狙って釣れる価値あるターゲット!
夏の魚は海水氷でしっかり冷却しましょう。
食中毒予防にも効果的。
和歌山の釣太郎です。https://tsuttarou.info/
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