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大漁祈願の舞【鯛釣舞(たいつりまい)塩竈神楽保存会】宮城県塩竈市 奥州一之宮 鹽竈神社 Shiogama City, Miyagi JAPAN.

大漁祈願の舞【鯛釣舞(たいつりまい)塩竈神楽保存会】宮城県塩竈市 奥州一之宮 鹽竈神社 Shiogama City, Miyagi JAPAN.
神楽「鯛釣舞」塩竈神楽保存会
昭和61年の記録映像です。
Shiogama Kagura is a folk performing art that has been handed down in Shiogama City, Miyagi Prefecture, Japan.
This is a “sea bream fishing dance”, in which Ebisu catches a sea bream. A dance of praying for a big catch.

十二座神楽系 鯛釣舞(たいつりまい)
事代主命の天照皇大神に大量祈願の舞。恵比寿が鯛を釣り上げる大量祈願の舞。一人舞。烏帽子に紫の狩衣。緑の襷。白の恵比寿面。釣り竿をもって登場。鯛を持った介添え役登場。白い餌で釣るがつれない。餌を金色に変えると見事な鯛が釣れた。
鯛を釣り上げ後、三方にのせた菓子をまく。
(笠原信男 (2011)「基調報告「塩竈神楽について」」、『民俗芸能の明日を考える集い~民俗芸能上演会~』、塩釜市教育委員会教育部生涯学習課、p.12.)

【塩竈神楽の芸態】
 基本的には十二座神楽の流れを汲むが、過去には町家への門付け等地方巡業を行っていた経緯があり、本会の芸態にはもう一つ太神楽の要素も入っている。
 塩竈神楽の特徴は全て黙劇で、大きく二つの基本の型がある。舞台の四方<天下>を清め、もろもろの安泰を願う祈祷の舞と、五穀豊穣、商売繁盛、豊漁祈願のストーリー性のある所作の舞があり、その他に悪魔払い、火伏せ息災延命を祈る舞で構成されている。
本神楽は、出雲の流れを汲む「十二座神楽」と、伊勢の流れを汲む「太神楽」の両方を伝承する宮城県内でも珍しい民俗芸能である。
(本郷信弘 (2020) 「塩竈神楽【塩竈市指定無形民俗文化財】」、『第61回民俗芸能大会 北海道・東北ブロック大会記録集』、山形県教育委員会 第61回北海道・東北ブロック民俗芸能大会実行委員会、pp.40-41)

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